認可外保育施設で「うつぶせ寝」で死亡する事故が多発

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認可外保育施設で「うつぶせ寝」で死亡する事故が多発

4月13日(水)「認可外保育施設で『うつぶせ寝』で死亡する事故が多発している」というニュースがありました。大阪市と中央区で相次いで発覚したのです。

 

大阪市の保育施設では、1歳の男児が昼寝中に意識不明になり死亡。

 

4月4日の午後2時40分ごろから保育室の布団で昼寝を始め、3時半ごろ、うつぶせで寝ているところを職員が発見。事故当時、保育士と従業員の2人で1〜3歳の11人の子どもを預かっていました。

 

勤務体制表から、職員不足の時間帯や保育士不在の時間帯があったことも明らかになりました。この時、男児だけが昼寝をしていて、他の園児は同じ部屋でおやつを食べていました。

 

どの施設でも、このような事故を起こしたくないと、間違いなく思っています。しかし、実際は、起きてしまっているのです。今回は最悪な状態「死亡」となりましたが、死亡に繋がる事故や事故に繋がる状況は、かなり多くの保育施設で起きているのは間違いないと思います。

 

今、日本で行っている「ただただ施設を増やす」という対策は、一番に考えなければならない「子どもにとってどうなのか」ということが、すっぽり抜けています。

 

世間では、なかなか思うように子どもが預けられないことが問題になっていますが、実際は施設がどんどん増えているのです。「こんなところにも!?」とびっくりするときもあるくらいです。

 

施設はどんどん建っていますが、保育内容をしっかりと考えたり、保育士が十分揃っていなかったりするまま開園になるところも多いのではないかと思います。「とにかく器(保育施設)を!」とどんどん保育施設を建てられる場所を探して、計画を進めているのです。

 

「施設ができました」「子どもも定員になりました」となっても、まず、預かる保育士が揃いません。そうするとどうなるかというと「資格がなくても構いません」となります。実際、「資格無し」となると、より人件費も低くなり、運営する側からすると助かります。

 

こんなふうに、しっかり人材が揃わないまま日々なんとか保育が進んでいる保育施設は、たくさんあると思います。どこもぎりぎり、もしくは足りないのが普通で、「でも、この人数でやっていきましょう」となると、普通できることもできなくなるのは当たり前です。

 

今回の大阪の事故でも、「人がいなかった」ということが大きなポイントになっています。

 

また、人が足りなかったり、時間がなかったりすると、十分に保育内容を吟味できない、保育者の研修が充実しないなどの状況になります。そうすると、それぞれの感覚で保育することになり、チームワークも難しくなります。

 

大阪の事故のお子さんは、この日初めてこの施設に預けられたそうです。なので、みんなとはお昼寝のリズムが合わなかったのでしょう。

 

みんながおやつの時間に一人お昼寝をしていたのです。おやつもとても人が必要な時間です。特に1歳〜3歳だと、一人一人丁寧に見る必要があります。おやつに手一杯になったことが想像できます。一人寝ている男児を見る余裕はなかったのでしょう。

 

これも、保育体制が整ってないことに問題があると思います。新しい子が来る場合は、更に人が必要になることが予想されるので、増員する必要があるのです。

 

保育施設が増えるのは必要なことです。でも、未来を担う、そして言葉では自分の思いをまだ表現しきれない子どもたちにとって、本当にいい環境を考えていくことを一番に考えていく必要があると思います。

 

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