幼稚園教諭の賞与(ボーナス)と昇給はどうなっているのか?
幼稚園教諭の賞与(ボーナス)は働く場所や、人事考課によって違うようです。
たくさんもらえるところももちろんありますが、中には0のところもあります。
昇給に関しては、難しい部分があり長年働いていても昇給がしにくい業界です。
幼稚園教諭の賞与と昇給はどうなっているのか?
幼稚園教諭の平均的な月収は20万円前後になりますが、賞与(ボーナス)はどれぐらいで、昇給はどれぐらいのペースで上がるのでしょうか?
賞与(ボーナス)は場所によって大きく違う
賞与は場所によって大きく差があるのが、幼稚園教諭の特徴です。
私立幼稚園の場合は特にその傾向が強く、月々の給与が少なくてもボーナスカバーしているところもありますし、反対に月の給与は高くてもボーナスが低いとこもあります。
また、公立の場合は月の給与は少なく、ボーナスが高いというところが多いです。
ボーナスがないところも多い
幼稚園教諭ではボーナスがあると考えている人が多いと思いますが、中にはボーナスがないところもあります。
公立の場合はボーナスがありますが、私立の場合はボーナスがないところは意外と多いです。
就職する際に予め聞いておくことも大切ですし、入ってからボーナスがカットされたという話もありますので注意しておきましょう。
得に職員の入れ替わりが激しいところはボーナスをカットしているところが多いのも特徴的です。
また、0円ではなく寸志という形で、年間数万円の支給をしているところもありますので、事前の確認が大切になって来ます。
ボーナス前の人事考課
ボーナスの額を一定にしているところもありますし、中にはボーナス前に面接などで人事考課を行なってボーナスの支給額を決めているところもあります。
人事考課には主に自己採点と、上司からの採点、園長などの管理者からの採点があります。
しっかりと仕事をして、園にとってプラスの働きをした場合はボーナスが上がる可能性も十分に考えられます。
しかし、人事考課ではなかなかプラスになるのが難しくなってしまうのが現状であり、普通の働き+αで頑張らないとボーナスが上がることは難しいようです。
人事考課で評価してもらうためには、あらかじめ目標を決めておき、その目標の達成具合を評価してもらうのが適正な判断に繋がりやすいですので、面接の際などに提案してみることも一つのポイントです。
幼稚園教諭の昇給は難しい
幼稚園教諭や保育士、介護士などは昇給はなかなかない業界だと言われています。
通常の企業であれば経験を重ねたり、年齢を重ねたり、役職に就いた場合は給与が向上して、ある程度時期が経てば新人の頃と比べると格段に給与が上がっています。
しかし、幼稚園教諭はそのような昇給の仕方はあまりしません。昇給は三千円から五千円ほどであり、10年間務めたとしても3万円から5万円しか昇給することはありません。
役職(リーダーなどのまとめ役)についた場合でも役職手当は数千円であり、役職が付いた場合、付いていない場合は目に見えて大きく変わることはないようです。
これは公立の幼稚園でも同様であり、10年、20年務めたとしても大きく上がるという事はみられないようです。
昇給をしていくためには
幼稚園教諭で昇給をしていくためには、資格の取得がおすすめです。幼稚園によっては資格手当を支給してくれる場合もありますので、知識の為にも賃金の為にも資格の取得をお勧めします。
お勧めの資格としては保育士の資格です。幼稚園教諭と保育士は共通の部分が多く取得しやすいのと、多くの幼稚園では保育士の資格手当を支給しているところが多いのです。
また、バスで迎えに行っている場合は、大型車の免許を取得すると大きく給与が上がる場合があります。
幼稚園からしてみれば運転手を一人雇うのと、幼稚園教諭が運転手を兼任してくれるのは人件費を考えると全然違いますので、バスの運転ができれば給与が大きくアップすることもあります。
取得にはある程度の知識や技術が必要ですが、給与で悩んでいる人であれば一度検討してみても良いかと思います。
昇給が難しい業界だけに、少しでも給与が上がるように知識やスキルを身につけていきましょう。